看護のお勉強

実は怖い!急性アルコール中毒!





皆さんこんばんわ😊

現役看護師であり、アラサーナースのさや子です💗

初めて来た方は、こちらをご覧下さい👇

アラサーナース ブログ始めました🤩初めまして😊 アラサーナース さや子と申します😺 不慣れながら、ブログを始めました(^^♪ 今回は、私のちょっとした自己紹介を...

 

さて、このご時世、飲み会は少ないと思いますが、コロナが落ち着けば、付き合いでの飲み会や、お酒を飲む機会が増えてくると思います🍺

今回は、急性アルコール中毒について、お伝えしていきたいと思います😊

 

このブログでわかること

急性アルコール中毒の、予防法・応急処置の方法がわかります😉

 

さや子
さや子
私はめっきりお酒が弱い体質です💦皆さんはどうですか?



なぜ顔が赤くなるの?

「お酒を飲むと顔が赤くなる」のは、肝臓でアルコールを分解すると作られる「アセトアルデヒド」によるものです👹
アセトアルデヒドが体内でうまく分解されないと、血管が拡張して顔が赤くなります。

顔が赤くなるだけでなく吐き気、頭痛といった不快な症状も、アセトアルデヒドが原因です💦

アセトアルデヒドは、「アセトアルデヒド分解酵素」という成分によって分解されて体内に吸収されていきます。
この分解酵素の “強さ”には個人差があり、それによって赤くなる・赤くならないなど症状に違いが出てきます💦

 

さや子
さや子
つまり、顔が赤くなったり、気持ち悪くなったりするということは、アルコールをうまく分解できていないということですね!

お酒が弱いさや子は、アセトアルデヒド分解酵素の強さが弱いんですね💦

 



急性アルコール中毒とは?

急性アルコール中毒とは、一気飲みなどでアルコールを短時間に大量摂取したことにより、血中アルコール濃度が急上昇して、脳に影響を与える中毒症状のことを言います😶

まずはほろ酔い状態から、急性アルコール中毒に至る症状の変化を把握しましょう🎵

ほろ酔いの状態

●血中アルコール濃度…0.02%~0.1%程度

陽気になる。体温が少し高くなる。リラックスした気分。

軽度(酩酊期)の症状

●血中アルコール濃度…0.1%以上

気が大きくなる。大声を出したり、怒りっぽくなる。立つとふらつき、千鳥足になる。吐き気や嘔吐。呼吸が早くなる。

重度(昏睡期)の症状

●血中アルコール濃度…0.4%以上

呼びかけても起きない昏睡状態。失禁。血圧低下。呼吸の回数が少なくなる。脳の呼吸中枢が正常に働かなくなり、呼吸停止。死に至るケースも。

(厚生労働省「e-ヘルスネット 急性アルコール中毒」より)

ただ、一気飲みなど羽目を外した飲み方だけを注意しなければいけないわけではありません💦アルコールの分解ができなかったり遅いことが中毒を引き起こす原因になるため、お酒を飲むと顔が赤くなる人は、アルコールの分解が遅いと考えられ、少量の飲酒でも急性アルコール中毒になる危険性があります!



急性アルコール中毒かも!?

もし一緒に飲んでいる人が急性アルコール中毒と思われる症状になってしまったらどうしたらどうしますか?

軽度の場合でも、体に直接表れる中毒症状の他に、吐いたものが喉に詰まったり、足元がふらついて転倒、電車との接触などの危険があります💦決して1人にしてはいけません!

意識はあるが、酔いつぶれてしまった場合

・必ず誰かがそばにいて、ときどき脈があるか呼吸はしているかを確認。
・水やお茶、スポーツドリンクなどを飲ませて、血中のアルコール濃度を下げる。

意識を失ってしまった場合

・急性アルコール中毒になると体温が下がるため、上着や毛布などをかけて体を温める。
・仰向けで寝かせると吐いたもので窒息の危険があるため、横向きの回復体位で寝かせる。

回復体位とは

呼吸が妨げられないようにする体位です。

身体の向きを横にして、頭を反らせて気道を確保し、その際、嘔吐物が自然と流れるように口元は床に向けます。上の足の膝を90度に曲げて腹部に近づけておきます。長時間回復体位にする場合は、約30分ごとに反対向きの回復体位を取り、血液の循環が悪くならないようにしましょう。

(東京消防庁「他人事ではない「急性アルコール中毒」より)

こんな症状がでていたら要注意!

・両肩を軽くたたきながら呼びかけても反応がない
・体が冷え切っている
・呼吸が途切れたり、浅くて早い
・大量の嘔吐や血を吐いている
・口から泡を吹いて倒れている

命にかかわる可能性があるので、すぐに救急車を手配してください!



急性アルコール中毒にならないために

お酒が強い人でも、体調によっては急性アルコール中毒になる場合もあります💦

お酒を心地良く飲める「ほろ酔い」状態になる飲酒量は、性別や体格、体質、その日の体調など様々なものによって変わってきます💦自分が急性アルコール中毒にならないのはもちろんのこと、周囲の人を危険にさらさないよう飲酒する際は下記のことに注意しましょう🎵

まずは自分がならないために

【一気飲みなど短時間で大量に飲酒しないようにする】

短時間の過度な飲酒は血中アルコール濃度を急上昇させ、脳内の神経細胞を麻痺させてしまいます😣

【自分の適量を知り、その日の体調も把握する】

お酒に慣れていない人は、相手のペースに合わせずまず自分の適量を確認。薬を服用しているときは飲酒を控えましょう。

【空腹時を避ける】

空腹の場合、アルコールが胃腸から早く吸収されてしまいます。事前に何か食べておくか、つまみなどを取るようにしましょう。

強要せず、させない飲みの場に

【飲酒を強要しない】

「飲んだら強くなるよ」や「最初の乾杯くらい飲んだら」など飲むのを渋っている人に飲酒の強要は絶対NGです🙄酔いやすい体質は遺伝的な要素が強く、飲酒の経験により変化するものではありません!数滴摂取しただけで、体調が急変する人もいるんです💦無理強いしない飲酒マナーは広がってきていますが、飲み会などの席では「させない」雰囲気を作ることも大切です🙂

 



最後に

お酒を飲む場って結構楽しかったり、ストレス発散にもなったりしますが、リスクも伴います😆

自分の適量を知って、お酒と上手に付き合っていきましょう💗